「微笑みがでる生活」(特別養護老人ホーム稚内緑風苑 荒岡愁一)
2017年10月2日 更新
私は平成28年4月1日に施設長として就任しました。稚内緑風苑がユニットケアを導入していることや、その言葉自体も知りませんでした。早速ユニットケア施設管理者研修に参加させていただきました。私自身先入観もなく素直に研修を受けることが出来ました。研修を踏まえた上で、当苑をふり返ると忠実にユニットケアを実践しております。固定配置と24時間シートの活用で個別ケアを行うことで入居者の尊厳が守られ幸せな人生を送ることへのサポート。また職員も参加させていただき、入居者様の生活の場が豊かになるための「やりがい感」を感じることです。
これからも、稚内緑風苑はユニットケアの基本を尊重しながら入居者様の暮らしの継続並びに微笑みがでる生活と職員の「やりがい感」の充実をより一層目指していきたいと思っております。
「生々しいから響きます」(特別養護老人ホーム 龍生園 東誠二)
2017年10月2日 更新
今から10年前、平成19年にユニットリーダー研修を受講しました。
その当時
「なんで入居者は朝食に合わせて起こさなきゃいけないの?」
「ユニットケアって、具体的にどういうこと?」
「これは自分がやりたかったケアではない。」
等、常に疑問や納得いかないまま、ただ漠然とモヤモヤした毎日を過ごしていました。
そんな中での研修は、講師の方達がきれいごとではなく、実際の現場の中での成功体験を失敗談も交え話してくれました。今まで自分が受けた研修でここまで具体的で、良い意味で【生々しい研修】はなかったので、モヤモヤが晴れ自分も頑張ろうと前向きになれました。また、講師や他の受講者の真剣な姿をみていて、受講前に抱いていた疑問や納得いかないことを本気で変えたいとの決意もできました。
研修修了後、半年程で、担当するフロアの入居者の起床時間が一律ではなく、一人ひとりに合わせた時間へと変わりました。なかでも、いつも朝食の時に居眠りがあり、余り召し上がっていなかった入居者が、9時過ぎに起きて「美味かばい。」と笑顔で召し上がるようになりました。起きる時間は大切だと改めて気づかされ、それがフロア内に良い空気をもたらしてくれました。
空気が変わるまでの半年間は辛いことの方が多かったですが、本気で変えたいと思ったからこそ、ぶれずにあきらめることなくできました。
そんなあきらめないパワーをくれる研修です。皆さんもぜひ参加してみませんか。