愛生会の「介護の価値」(特別養護老人ホームケアホームおおゆ「ユニット」)
2025年1月15日 更新
社会福祉法人愛生会は昭和61年保育所から始まりました。秋田県鹿角市大湯地域は温泉郷で国立公園の十和田湖や八幡平に囲まれシーズンによって賑わいが変化する町です。そんな大湯地域にも少子化の波はかなり早く訪れ、2020年度で2園あった保育所の内1園が閉園。2024年度末に、もう1園が閉園となります。そうなると小学校がなくなり住む人が減りと先が思いやられます。今でも職員は自然減少し、求人を出してもなかなか応募がない状況です。
そんな中、2022年職員から実地研修施設を目指したいとの声があがりました。法人としても職員からの一声は大きく、やるからには合格を目指そうと本格的に取り組みを始めました。当時ご指導いただいた講師からは「合格は難しいがやる気だけはあるな」と言っていただき、従来型が個室になったような造りの建物も講師からのアドバイスと法人の投資により変化し、更に職員の頑張りも加わりなんとか今日に至ります。
これを機に、入居者・ご家族だけでなく在宅サービスの利用者・求職者等からも選ばれる施設とならなければならないと理事長発案により、2024年度初めに愛生会の「介護の価値」を高める3大取り組み事項が発表され、その中にもちろんユニットケアの推進もありました。
そこで、ユニットケアの推進の目標を下記の3つに決めました。
①入居者の皆様にユニットケアの良さを実感していただき、それをご家族と共有することで、地域にケアホームのユニットケアを宣伝する。
②実習生に1つでも参考になったと言っていただけるよう努力する。
③法人内の他の事業所にも良い影響を与える。
そしてこれらすべての取り組みをバックアップしてくれているのがSNS広報担当で、働く仲間を増やすべく日々SNSに投稿してくれています。
ユニットケアの取り組みを始めて職員に笑顔が増えました。理念にある「入居者を笑顔にするためにまずは自分たちが笑顔に」が実践でき、確実に「介護の価値」を高められていると感じております。引き続きユニットケアを推進して参ります。