スタッフとの関りについて~自分なりに~(特別養護老人ホーム龍生園 德田 奈津栄)
2022年7月1日 更新
今年の4月よりケアアドバイザーとして、主に新人介護職員を中心に関りを持たせて頂いています。自分自身、ケアについて日々、悩んでばかりでしたので、新人職員の日々の不安や悩みを気軽に相談できる雰囲気作りやアドバイスができるのかと感じつつ試行錯誤中です。新人職員の話を聞く中で、ケアの中で嬉しかった事はもちろん共有し、不安な部分を聞く中で「私も新人の頃は同じように悩んでいたなぁ」と思い出し、自身の失敗談も含め、アドバイスについても話す様にしています。
自分なりに注意している事は、新人職員が感じた嬉しかった事(ケアだけでなく、他ユニット職員からのアドバイスや関りについて)をユニット職員へもつなぐようにこころがけています。その他、ユニットへ顔を出す機会が介護支援専門員をしている頃より増え、他の職員からも「〇〇と思うのですがどうしたらいいか・・・?」等と話をしてくれる場面もあります。今までの経験をもとに一緒に悩みながら方向性が見えるようにし、状況によってユニットリーダーや上司、他職種へも自分自身、相談するようにしています。
今後も入居者の方が、「可能な限り、自分が過ごしたい普通の暮らしの継続」ができるようにユニット職員と一緒に悩みながら、それをとりまく不安が、少しでも軽減できるように取り組んでいきたいと思います。
リーダーとして自分が思うこと(特別養護老人ホームフローラりんくる 小川 康隆)
2022年7月1日 更新
ユニットケアを学び感じたことは、ユニットで関わる入居者一人ひとりと向き合え『時間・情報量・ご家族との関わり』が多くあることです。入居者がその人らしく生活する、ユニットケアにおいてその点がやりがいでもあり難しさでもあると感じております。
その人らしい生活を送って頂く為には、日々の関わりや観察、情報の整理、ご家族との連携は不可欠です。得た情報を共有し、効率よく入居者に還元できるかで、その人らしい生活に繋がると考えています。私がリーダーとして常に念頭に置いていることは、一緒に働いている職員の『意識の変化と知識の向上』です。情報は持っているけれど、どのように関わりを持ち形にすれば良いか分からない。実行したいけれど知識、技術に自信がないため不安がある等、日々仕事で悩む内容を少しでも解消し、次のステップへのきっかけを作ってもらいたいと考えており、その為に職員と日常から話をする機会を増やし、一人ひとりに適した説明方法、勉強会を行っています。日ごろから『最近どうですか?』とこちらから歩み寄ることで、職員が抱える不安や問題点に気づくことができ、すばやいアプローチが可能になります。このような考えを持つようになってから私自身も職員や入居者への視点や対応方法が変化し、自分自身の成長に繋がったと感じました。今後もリーダーとして職員の働き甲斐のある環境作りと入居者がその人らしく生活できるように職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。
ユニットケアで大切にしていること(特別養護老人ホームフローラりんくる 河原 真由)
2022年7月1日 更新
私が入居者にケアをしていく上で大切にしていることがあります。それは、入居者を笑顔にすることです。施設の中にいるとどうしても同じ時間、見慣れた景色で代わり映えのない日々になりがちです。ですがその日常を入居者、ご家族は望んでいるのか、そう考える時期がありました。
新しい入居者が来るとその方がどのように暮らしていきたいのかデータを取り情報を整理します。少人数のケア体制だからこそ、一人ひとりの性格や今までの暮らしなどを深くまで知ることができ、その情報をもとにコミュニケーションを取ります。新しい生活に慣れてくると入居者からも話してくれることが増え、時には私自身の悩みを聞いてくれるときもありました。
私のユニットには話をすることが大好きな方が多く、リビングの井戸端会議に一緒に混ざり、皆さんが気持ちよく過ごせるように話題を振ったりして一緒にお話します。笑い声が聞こえてくると、部屋にこもりがちな入居者や、別ユニットの入居者も集まってきて会話が広がり、楽しく過ごせていると感じます。入居者にとってありふれた当たり前の日常がユニットにはあり、その笑い声はユニット内の雰囲気を明るくし、職員にも笑顔にさせてくれます。『普通に暮らせること』がどんなに幸せなことなのかユニットケアを通し実感する事ができました。
笑顔は一番、人と人との距離が短くなるものだと思います。その人らしく暮らせるようこれからもユニットケアを邁進していきたいです。