「悩み」の先に得られる「やりがい」のために (特別養護老人ホームゆめみどり 介護課長 松浦雅幸)
2019年1月7日 更新
仕事をしていると悩みは尽きないものですが、12年前に介護の仕事を始めた頃の私にとって、一番の悩みは、「どうすれば速く介助ができ、効率よく業務をこなせるのか」ということでした。効率性ばかりを求めていた私は、介護の仕事の魅力がこれでいいのかと悩みながらも、日々仕事を行っていました。
5年前にユニットリーダー研修を受講した時、「私が今までやってきた仕事」や「これが介護だと思い込んでいたこと」との隔たりが大きく、とても落ち込んだことを今でも覚えています。しかし、この研修に参加して、「家で暮らすということ」や「入居者・ご家族の気持ちに立って考えてみること」など、その1つ1つの重要性を再確認するとともに、介護職の楽しさを思い出すことができました。
その経験を活かし、ユニットケアと真剣に向き合った私の今の悩みは、「入居者一人ひとりの想いを、どのようにしたら叶えられるのか」ということにまで前進しました。
入居者にその人らしく生活をしてもらうことは難しく大変なことも多いです。しかし、忙しいと感じた時こそ、毎週のサークル活動などの時間を大切にし、一緒に歌い、談笑することで、入居者に寄り添い、ともに暮らすことが大切だと思います。
一緒に笑い、一緒に楽しみながら仕事ができることは、「介護の魅力」であり、いまでは、私の仕事のやりがいになっていると感じています。
「ユニットケア」の魅力 (特別養護老人ホーム ホームタウンほそや 鈴木寛史)
2018年12月3日 更新
自分がユニットケア(個別ケア)を本当の意味で理解し始めたのは、8年前にユニットリーダー研修に参加して、実地研修で受入施設に行ってからでした。それまでは「決められた時間に決まった仕事をこなしていればいい」と、業務優先・職員目線が当たり前で仕事をしていました。自分がリーダー研修に参加してから、その考え方も少しずつ変わり、自分が勤める施設もユニットリーダー研修の受入施設になり、徐々に「ユニットケアの魅力がどのようなものなのか」が、わかるようになりました。
研修に参加し、入居者様が自身のペースで生活し、好きな時間に好きなことをする。そんな当たり前の「生活の継続」が大切なのだと気づかされました。
入居者様に寄り添い、その人らしくゆったりと笑顔で生活が送れるサポートこそが、ユニットケアの魅力だと思います。
「ユニットケア研修から学んだ大切なこと」 (特別養護老人ホーム ホームタウンほそや 竹澤香苗)
2018年12月3日 更新
長年ユニット型の施設で勤務していましたが、この研修を受けるまでは、今自分が行っているケアに対して何も疑問に感じずに、当たり前のように職員都合の一斉介助を行っていました。今振り変えると、入居者様に苦痛を与えていたのだと恥ずかしく感じます。
ユニットリーダー研修を始め、さまざまな研修に参加することで、自分自身のケアも大きく変わりました。今では、「自分や自分の家族だったらどのようにケアをして欲しいか」と、立ち止まりながら入居者様の気持ちに寄り添ってケアにあたることができるようになりました。
「好きな時間に寝起きをして、好きな時に散歩に行き、好きな物を食べて過ごす」という、あたりまえの暮らしの大切さや、ユニットだけで考えるのではなく多職種みんなで入居者様一人ひとりを支える大切さを学ばせていただきました。
なかなか話す機会のない他施設の職員との良い出会いもあり、改めて「入居者様のために頑張ろう」とやる気をもらえた研修だと感じています。