「終末期の面会で家族が感じたこと」(特別養護老人ホームケアステーション藤が原 矢野倉栄)

2017年4月3日 更新施設長

先日、95歳でIさんが永眠されました。その娘さんから、「母は入居する前、一人暮らしで、誰とも話すことなく、鬱状態となっていました。一人での生活が困難となり、施設にお願いした訳です。面会に行っても、はじめのうちは、不安気な表情で笑うことはなかったのですが、職員の方の親切な対応もあって、リビングで食事をとり、行事にも参加し、母の「笑み」が、戻っていました。最後の数か月は、居室で生活するようになったようですが、私が面会に行くと、いつもドアが少し開いていました。母に尋ねると、『話し声や歌声が聞こえるから。』とのこと、寂しがり屋の母には良い環境でした。それから最後の時も、母が微笑んで寝ているように思えました。母は幸せでした。」との、お話がありました。

個室に居ながら、生活音が聞こえ、誰かがいることを感じ、必要な時には職員が訪ねてくれる安心感。終末期こそ、ユニットケアのシステムに感謝する次第です。

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