「『暮らしの継続』を進めることにより入居者の頑張りと職員のやる気が出た」(特別養護老人ホーム白浜日置の郷 嶋中多賀子)
2017年7月18日 更新
ユニットケアに取り組み5年「暮らしの継続」を考え24Hシートを活用することで、ご本人が何が出来、職員がどう支援するか。ご本人の24時間軸を知ることにより意向や好み、できることが理解できた。
その効果は、老人保健施設から住み替えで来られた介護度5(91歳)の方が、寝食分離にて活動範囲が広がる事で車いす使用であるが今や、介護度1となられた。
朝の起床と共にセミパブリックのカーテンを開け、夕刻には閉めるとされ、エレベーターも利用され1階の喫茶店や駄菓子屋を利用されている。時には旦那様に電話をされという日課など施設のあちこちで見られる。105歳の方が、手引き歩行で食堂まで来られる姿や、食べたくないと言われたらユニット職員が寒天ゼリーを作り提供する、これぞユニットケアを理解している職員の力だと自負している。
今後も入居者・職員の力を信じ「暮らしの継続」にむけて支援していきたいと思う。