ユニットリーダーになって失敗から得られたもの(介護老人保健施設 ぺあれんと 冨永 誠)

2021年3月1日 更新

著者ユニットリーダー 冨永 誠   (医療法人博愛会 介護老人保健施設ぺあれんと)

私がユニットリーダーになってから約7年が経ちます。この間に様々な取り組みを行ってきましたが初めは深く考えることなく、自分の思いばかりをスタッフに伝えていました。そのため理解が得られない状況となり、何度も心が折れそうになっていました。その失敗をきっかけに「どうしたら理解が得られるだろうか」と考え、私が初めに思い返したのが「誰のための取り組みなのか、自分のことしか考えていなかったのかもしれない」ということです。今までの伝え方はただの自己満足であり、大きな落とし穴にはまっていたことに気づきました。
そこで自分がもう一度原点に戻り「入居者さまの暮らしの継続」というユニットケアの理念を頭に叩き込み、落とし穴からの脱却を試みました。
また、研修での講師の助言にあった「何をするにもなぜそうするのかの根拠を伝えることが大切」という言葉を思い出し、取り組む内容の「根拠」を明確にしたうえでしっかりとユニットスタッフに伝えていきました。そうすることでスタッフの賛同も少しずつ得られるようなり、賛同が得られたら自分の考えを押し付けるのではなくスタッフの意見を引き出すことに専念し、最後に「みんなで考えたので是非、やってみましょう」という言葉で締めました。これが結構、効果的でした。
今でも諦めず、失敗した時は、理念、根拠、意見を聞く、そして成果を皆で喜ぶということを思い出して頑張っています。

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