会話からの繋がり( 特別養護老人ホーム望星荘 原口 宜史)

2021年9月1日 更新

著者ユニットリーダー 原口 宜史   (社会福祉法人新生会 特別養護老人ホーム望星荘)

個別ケアをおこなっているユニット型の介護施設で働く前は、従来型の施設で集団ケアでの介護をしていました。
 たくさんの方の介助をする必要があり、業務の早さを求められる機会が多く、入居者の方と会話をする時間はあまりありませんでした。そのような状況下で信頼関係を築くことはなかなか難しいと感じていました。
 ユニットケアでは1つのユニットを決まった職員が入居者10名の介助をしています。その日によって働く場所が変わることがないため、入居者一人ひとりと関わる機会も増え、会話をする時間もできました。また、先輩職員の落ち着いた雰囲気と会話をしている姿を見て、相手と同じ目線になるように体を低くし、相手の話に耳を傾けているなと思いました。
 働き始めにそのような印象を受け、先輩の真似をすることにより、落ち着いた雰囲気のイメージや相手と同じ目線を意識するようになりました。
時にはくだらない話をして声も大きくなり、話し方もゆるくなり注意されることもありましたが・・・
 そうしているうちに入居者やご家族の方から顔や名前を早く覚えてもらい、今まで以上に会話をすることも増えました。また、介助の拒否がある方でも介助をさせてもらえることが多々ありました。
 入居者の暮らしに介護という職種で、会話からの繋がりによって信頼関係を築けたのではないかと感じています。

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