挨拶からはじまり、挨拶におわることがユニットケアのはじまり(特別養護老人ホーム賀宝の里 白松苑 増田 賀久)

2022年10月3日 更新

ユニットを一つの「家」として見立てた時、まず玄関から入るところからユニットケアが始まると考えています。
ユニット内に入ってくる時、ユニットスタッフは「ただいま」、他ユニットの職員は「お邪魔します」あるいは「ごめんください」と声を掛けながら入ってくるようにしています。最初は、「おはよう」と返事を返されていましたが、ある時を境に利用者さんから「おかえり、よ~帰ってきたね~」との返事が返ってきたことがきっかけとなり、こうした挨拶をしていくようになりました。
職員が退社する時はというと、「気をつけて、帰ってくるんよ~」という声を掛けてくださっています。当初は、なんだか家族にお見送りされているような感覚になり、とても嬉しく思ったことを今でも覚えています。
ユニットケアを通して入居者との寄添いの関係が築き上げられていたからこそ、入居者の言葉がそのように変わってきたのだろうと思っているところです。
ユニットケアでは、居室の設え、リビング空間の工夫、食事の提供の仕方等々、すべきことは沢山ありますが、まずは挨拶からはじまり、挨拶で終わるということを心がけ、「家」で過ごす何気ない日常、そこにある時間をこれからも入居者の方々と共有していきたいと考えています。

2 / 212
  • 実地研修施設紹介
  • 各地地域の取り組み
  • 介護施設への就職を考えている方へ 入職前に知っておきたいこと
  • 書籍・DVDについて
  • ユニットケア紹介ブログ
特集・コンテンツ
subPmark
介護保険の基礎知識
関係者様はこちらからログイン
行政関係者様
実地研修施設関係者様

当センターはプライバシーマークを取得しております

スタッフブログ 2015年 終了

ページトップへ