ユニットケア実践の取り組み(特別養護老人ホームビハーラ赤坂 岩村 洋樹)

2024年8月15日 更新

当施設は、平成26年6月に開設し、様々な困難もありましたが今年度より当初の目標でもあったユニットケア実地研修施設となる事が出来ました。
開設当初より24時間暮らしの支援シート(24シート)の浸透を軸に、まずは作成、そして集めた情報をどう支援に活かしていくか。各職員が頭を悩ませながらも一生懸命取り組んできました。
始めは作成していれば良い、24シートが出来ていれば良しといった雰囲気ではありましたが、いまでは定期的な更新や見直し、研修会の開催等を行い、より良い生活に繋がるよう取り組んでいます。
また、理念の浸透、重要性にも着目し、理念をもっと身近に感じられるように職員から理念を募集しました。そしてその中から、職員が自ら選び投票し『一人ひとりが自分らしく』という理念を掲げました。さらに理念を深めるための理念塾、各研修会の開催により、全職員で共有し今後のより良いケアに繋げていけるよう努めています。
その人が望むケアとは。自分だったらどう感じるのか。どうしたいのか。ケアに対する想いを持つ事も大事です。多様なニーズに応えられるよう、そしてビハーラ赤坂で暮らす入居者の皆さんが自分らしく暮らしていただけるよう、それぞれの想い、心に寄り添ったケアを念頭に置き日々の支援に励んでいます。
まだまだ、課題もありますが何か一つでも受講者の皆さんのヒントになる事があればと思っています。お待ちしております。

入居者と共に歩む(特別養護老人ホーム美瑛慈光園 畠山 健太)

2024年7月12日 更新

皆さん、はじめまして。北海道上川郡美瑛町にある特別養護老人ホーム美瑛慈光園の畠山と申します。今年度からユニットケア実地研修受入施設となり、私自身受入担当者となりました。初めての経験が多く不安や戸惑いがありますが、実習生の皆さんに少しでも実践に繋げられるようなことを、お伝えできるように取り組んでいきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

さて、ここからタイトルの内容に入りますが、今回は私自身が介護士として大切にしている事についてエピソードを交えて記載していきたいと思います。
私は介護士になり今年で約17年目になります。初めは何も分からず決められた業務をこなすだけの日々だったかと思います。仕事になれてきた頃、ある入居者から「いつになったらやるんだ」と大きな声で怒られる場面がありました。洗い物をしながら入居者と話をしていましたが、途中から話半分に聞いてしまい頼まれ事を聞き逃していたのが原因でした。そこから1週間口を聞いてもらえない状況が続きましたが、ある日の夜勤中に訪室すると「あんたは丁寧だし優しくしてくれていい人なのは分かっている。だけど、話を聞いて欲しいのに聞いているふりや頼み事を待たせるのはダメだ。」と話されていました。当時の事は今でも鮮明に覚えています。この失敗をきっかけに私自身「手をとめて話を聞く・待たせない」という事を大切にしています。

特別養護老人ホームと聞くと身体介護が中心とイメージされる機会が多いかと思います。私たち美瑛慈光園では、人との繋がり・地域との繋がり・社会との繋がりを大切にし、日々支援を行っています。今までの生活を継続するために、弊害になる部分が少なからずあると思いますが、家族・多職種と協力し少しでも解消できるように取り組んでいます。また、生活背景や社会情勢・職員など多様性が求められている現在、ユニットケアの考え方を根底に置き、入居者の想いを実現するために変化を取り組みながら、これからも入居者と一緒に歩んでいきたいと考えています。

ユニットリーダー研修実地研修の目的「ユニットケアとは何か」(特別養護老人ホームいやさか苑 石松 明美)

2024年6月14日 更新

いやさか苑では、ユニットリーダー研修の実地研修施設を目指し取り組んできました。その結果、少しずつユニットケアについての理解が深まり、ユニットケアの質、及びチームとしてのユニットの運営に関する知識と技術を習得することにつながりました。
ユニットケアの目的は、施設においても自宅での暮らしを継続できる「その人らしい暮らしの継続」の場であり、具体的には、居宅に近い住環境で、入居者一人ひとりの個性や生活のリズムで、他者との人間関係を築きながら日常生活を営める支援に取り組むことと言われています。
ユニットでは、入居者が少人数グループ(10人以下)をひとつの生活単位(ユニット)として区分けします。
1ユニットごとに小規模生活単位の家庭的な雰囲気のなかで、きめ細やかな支援を行うこととされています。
特別養護老人ホームいやさか苑(地域密着型介護老人福祉施設)では、29床(3ユニット)として成立ち、入居者、ご家族と職員が「顔が見えるなじみの関係」を大切にしています。
また、施設内のユニットでは、「ユニットリーダー」と呼ばれるユニット内のまとめ役のチームリーダー(支援型)が重要な役割を担います。
特別養護老人ホームいやさか苑は、今年度から兵庫県姫路市のユニットリーダー研修の実地研修施設として受講者の皆さんと一緒に「ユニットケアとは何か」を考えることで、「方法」「考え方」を共有し「成長」していきたいと考えています。

  • 実地研修施設紹介
  • 各地地域の取り組み
  • 介護施設への就職を考えている方へ 入職前に知っておきたいこと
  • 書籍・DVDについて
  • ユニットケア紹介ブログ
特集・コンテンツ
subPmark
介護保険の基礎知識
関係者様はこちらからログイン
行政関係者様
実地研修施設関係者様

当センターはプライバシーマークを取得しております

スタッフブログ 2015年 終了

ページトップへ