「ユニットケアに出会って今がある。」(特別養護老人ホーム くわのみ荘 杉本知玲)
2017年7月3日 更新
くわのみ荘がユニット型施設になったのは平成16年。
当時私は10年の勤続でした。従来型から移行し、ハードはユニット型だが、ケアは従来型のまま、「なんちゃってユニットケア。」でした。多床室から個室となり、動線が長くなり大変さを感じる日々。効率は多床室、従来型が良かった。と思っていました。ただ、きつくなった印象ばかりで、モチベーションも下がり、退職を考えていました。
退職の意向を施設長に話したところ、「リーダー研修に行って基本を学べば根拠がわかる。」と言われました。本当かな?という思いはありましたが、退職はいったん保留にしていただき、平成19年2月にリーダー研修を受講させていただきました。
「もし、自分だったら・・・。」ということを考えてケアすることを改めて学び、初心に戻れました。ハードの持つ役割、ケアの根拠、システム論。個別ケアが出来る!と思いました。
ユニットケアに出会い、10年たった今、私が、介護の仕事を目指した「個別ケア」がやれるのは、ユニットケア研修しかない、と思います。この研修に参加させていただいた施設長には、感謝しかありません。
ユニットケアに出会えて良かった、介護の仕事を続けて良かった、と思える日々です。