「1日○カロリー・蛋白質○g・塩分○g」 (特別養護老人ホームうねめの里 岡美穂)
2018年12月3日 更新
私は以前、病状に合わせて必要な栄養量を満たす献立を作成して食事の提供を行っていました。特別養護老人ホームの「ユニット型」で働く今は、年齢・体型・生活歴や活動量・食に対する価値観などの幅広い視点から、暮らしの場におけるマネジメントで入居者と関わっています。
入居者の体重の変化や食事摂取量の変化を確認し、それに合った食事を提供している中で、食べられる量が減ってくることがあります。そのような時は、日々の些細な変化に気付いている介護職員や看護師と確認し合いながら、食事内容を検討しています。もしそれが「看取り期」であれば、ご家族の気持ちに寄り添いながら無理のない食事量で穏やかに過ごせるように支えていきます。
その人らしい生活を継続するために「低栄養」や「疾病」などに陥らないように食事提供を行い日々の暮らしを支えていくことは、「ユニット型」特別養護老人ホームで働く管理栄養士としての魅力だと日々感じています。