「介護における生産性とは・・・?? 」(介護老人福祉施設よなご幸朋苑 高岡久雄)

2017年12月1日 更新施設長

近年、さまざまな先端技術が福祉現場に入ってきている。人とテクノロジーの共存、役割分担はどうあるべきか、今後どんな時代になるのか、ふと,考えてしまう。特にICTやAI、ロボット機材など、活用の試みをあちこちで見聞きする。その多くは人に替わって仕事を成し遂げる、より便利になるなど、めまぐるしい進化だ。

介護において生産性・効率性を考える時、ユニットケアの実践は「非効率性」を重視していることだ。24時間シートなどを通し、暮らしのリズムや意向を知ることで、その人にとっての大切なポイントが理解できてくる。それをふまえた適切な関わりは、結果として「効率」が向上することになる。介護の効率性は、笑顔が増え、食べて・飲んで・出してが上手くいき、自立度や介護度の改善にあらわれる。そこに感謝・感動が生まれ「やりがい」に繋がっている。

ユニットケアは施設長はじめ全職種・全職員で方向性を一つにして推進することを心するだけである。「できない理由の前に、まずやってみる」を合言葉として共有してきた。心身の重度化によりサービスの受け手からの能動的な事前期待が薄くなりつつある。ならば、職員の「気づき」のフィルターを通して、その人を理解することになる。その気づきの深さと広さを併せ持つ介護者としての力量が求められている。サービスの質は人の質で決まる。ならば人に投資を。

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