「介護経験の浅い職員も輝ける」(特別養護老人ホーム白浜日置の郷 滝本 貢仁)
2020年1月6日 更新
私はユニットリーダーになって2年目になり、新しい職員の指導も行っています。
ある時、介護経験のない人が入職し、私のユニットに配属となりました。知識や技術など覚えることが多い中とても頑張ってくれていました。しかし私は心の中で「一人前になるのには時間がかかりそうだな。」とも思っていました。
私の働いている施設はユニットケア実地研修施設で、他の施設の方が実地研修に来られます。ユニットケア実地研修に来られた方が「あの職員さん、入居者にとても親身になっていて、入居者がとても嬉しそうに笑っていました。すごいことだと思いました。見習わないといけないと思いました。」と、入職して半年ぐらいの、その職員のことを褒めていただいたと聞きました。そのことにとても嬉しく思い、技術や知識以外のその大切なことを思い出しました。
もちろん知識や技術の習得も必要ですが、介護経験が浅い職員でも、入居者に親身に寄り添うことができればとても大きな力を発揮し、関わる人を笑顔にすることができるのだと実感しました。経験の浅い人も、豊富な人も、みんなの力を合わせて、より良いケアを実践していこうと思っています。