ユニットケア研修の魅力(特別養護老人ホームやすらぎの里 柿木園 愛)

2020年6月1日 更新

著者ユニットリーダー 柿木園 愛   (社会福祉法人希望会 特別養護老人ホームやすらぎの里)

私が入職した当時、やすらぎの里は多床室で、まだユニットケアを徐々に取り入れている段階でした。既にユニットリーダー研修を修了した職員は数名いましたが、ほとんどの職員が「ユニットケアとは何か」について完璧に理解出来ていない状態だったため、私自身も「個別ケアとは、何となくこんなものだろう」と言う浅い知識で取り組んでいました。

そんな中、今から10年程前にユニットリーダー研修の座学に参加し、良いケア・質の高いケアを提供するための「ユニットケアの重要性」を丁寧に学びました。実地研修では、「入居者の目線」になり、「ユニットの流れ」の実際を体感させて頂き、当時のやすらぎの里との違いを痛感したのを覚えています。

その実地研修先では、職員が余裕を持ってケアにあたっていて「忙しさを感じない」と言っていたのが印象的で、驚きと同時にどうやったら落ち着いたケアができるのだろうか、と不思議に思いました。そこで24Hシートを拝見させて頂き、各入居者様それぞれで一日の流れに差があることに着目し、ケアの分散化を図っていることを学びました。

やすらぎの里に戻り、まずケアの見直しから実施しました。初めは、従来型の一斉一律ケアに慣れてしまっている職員の考えを転換させることに苦悩しました。それでも研修で学んだことを活かし取り組んだことで、少しずつユニットケアの良さが伝わり、自分自身にも自信が付きました。10年前「ユニットケアを理解できるだろうか?」という不安を抱いていた私も、本当の介護の楽しさを実感でき、今では自信をもって他の職員に伝える立場を担っています。

 

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