「真正面から向き合う事での気づきがやりがいへ 」(社会福祉法人メープル 特別養護老人ホームメープル 統括課長 袴田 美穂子)

2019年5月1日 更新

従来型の特養に15年間勤務し、自分の心の中に“看護、介護、相談業務の事なら任せて”みたいな変な自信があり16年前、現在の施設の看護職員として入社しました。ちょうど1年が過ぎるあたりから、“こんなりっぱな建物なのに、なんか疲れるな~何故なんだろう” と思っていた時に、リーダー研修に参加させてもらいました。張り切って「個室より多床室の方がいい。」と言い切った自分を今でも鮮明に覚えています。理由まで言えたあの自信はすばらしかったと思います。第一の気づきは、研修目的を理解していないと言う赤っ恥でした。そこから、3日間の講義で “こんなケアがあるの” と衝撃を受けました。次の気づきは、自施設の建物を活かせていないと言う事でした。講師陣の話をくいるように聞き、グループワークで仲間をみつけ、同じ悩みを熱く語り、気づかされる事だらけの研修でした。理念の大切さ、ケアのあり方、組織作り等々。従来型どっぷりのこんな自分が変われました。たくさんの気づきがやりがいに変わり、このことが個別ケアへの取り組みとなりました。これがユニットケア研修の魅力だと私は感じます。これからも沢山の気づきに出会えると思っています。

「私とユニットケアの出会い」(社会福祉法人メープル 特別養護老人ホームメープル 介護職員 畠山 厚子)

2019年5月1日 更新

私がデイサービスから特養に異動した時は、ユニットケアが導入されていました。自分にはその知識はありませんでしたが、印象として“こんなやり方ってあるの。家みたい。”と思い、介護は大変というイメージから、“もしかして楽しいかも” と感じた事が思い出されます。そして、ケアについて学び、実践を重ね、実地研修施設となって、自分に変化がありました。職員の配置の仕方、入居者は亡くなるその日まで同じ部屋、入居者や家族の想い等を知る事で、ひとり1人に真剣に向き合うようになりました。ユニットケアの魅力は、家と同じような環境で、お互いの事がよくわかっているという関係性の中で、自分らしくいられるという事だと思います。入居者からは、「良い所だ。」「前の施設とは違う」など、家族からは、「私たちも歳をとったらよろしくね」とか「よく、分かっているわね」など。職員からは、「この関係性っていいよね」「仕事に来るのが楽しい」などの言葉が聞かれるようになり、笑顔という表情の変化につながっています。もう一つ言葉の変化として『業務』『提供』と言う言葉が使われなくなりました。こんなケアを広めていきたいと思います。

「ユニットケアに出会って」(社会福祉法人梨雲福祉会 特別養護老人ホーム梨雲苑 副施設長 朝野 真紀子)

2019年4月1日 更新

私は居宅ケアマネジャーとして勤務していた時に、利用者が自宅から介護施設に入居されて支援が終了するという経験を何度もしました。居宅ケアマネジャーの役割は、「介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるように支援すること」であり、施設に入居されればその時点で本人やご家族とのつながりは無くなり、私にとってその方は「施設の人」になってしまった…という気持ちでいました。

しかし昨年、特養で勤務することになりユニットケアに携わったことで、施設は「もうひとつの我が家」であり、そこでは「暮らしの継続」が実現できていることを知りました。居宅ケアマネジャーにとっては支援終了だったことが、その方にとっては新たな居場所づくりの始まりであり、施設にとっては暮らしの継続の支援の始まりであることが何とも言えず嬉しいような誇らしいような気持ちになったことを覚えています。

ほとんどの人は自宅での生活・介護を望んでいながらも、様々な事情から最後の選択肢として施設に入居することが多いのが現状だと思います。そんな状況であってもユニットケア施設とその理念が一筋の光となって新たな暮らしを照らすことができ、そんな施設が身近にあると知ることで、在宅生活を継続する上でも大きな道標になっていけるのではないかと感じています。

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