「『暮らしの継続』『自分の住まいと思える施設』は素晴らしい」(特別養護老人ホーム 一重の里 齋藤和男)

2017年7月3日 更新施設長

毎週月曜日午前10時ごろ、トヨタカムリが施設の駐車場に到着する。70代半ばの男性が車を降り、施設の玄関を開け「おはようございます。」と、私たちに声をかけながら、エレベーターに乗り込んで3階東のユニットに入っていく。まるで、自分の家に入って行くようにごく自然に。行先は、奥様が入居されている居室である。そして、一晩、奥様の居室で過ごされて、翌日の午後にお帰りになる。

これは毎週繰り返される日常の風景です。奥様の居室は、ご主人が持ち込んだ奥様の使い慣れた箪笥やソファーが、ごく自然に置かれています。ご主人が施設に来られる風景は、ご夫婦が暮らしているお住いに帰ってくるような、ご主人にとってもご自分のお住まいであるような、そのような風景に見えます。

「暮らしの継続」と「自分の住まいと思える施設」を目指すユニットケアは、このような素敵なご夫婦の姿を垣間見ることが出来ます。

「『70人70様の暮らし』に学んだこと」(介護老人福祉施設 花友にしこうじ  濱口洋行)

2017年6月15日 更新施設長

介護関係の仕事は、「人がいない」「忙しい」と言われながらも、入居者それぞれの想いに寄り添いながら、職員同士で話し合い、悩みながら少しずつ歩いてきました。

ある時、施設で「ノロウィルス」が流行し、感染を食い止めるために中・重度の認知症の入居者も居室で対応することになりました。といっても、認知症の方にずっとお部屋で過ごすことは大変な事だったと思います。自分で歩くことのできるAさんは、一日に何度も部屋から出てこられ、そのたびに職員が「すいません、部屋に行くので少し待っててもらってよろしいか」

職員は抑制しているのはいけないという罪悪感とこれ以上感染者を増やしてはいけないとの思いの葛藤でした。そんなある日、Aさんは扉を開け、「もう出てもよろしいか」と職員に尋ねてくれました。みんな重度でなかなか話も通じないと思っていたAさんの思わぬ問いかけに、Aさんにも一生懸命続けていけば通じるんだという思いが感動を呼び、その感動はすぐに他の職員に伝わり、事務所にまで伝わってきました。職員が固定配置され、なじみの関係を築き、みんなで情報共有できたからこその感動だと思います。

これからもケアの原点として、施設の運営理念「70人70様の暮らし大切に」を学んでいきたいと思います。

「『暮らしの継続』を進めると課題の解決策がみつかった。」(特別養護老人ホーム おおやま 佐藤稔)

2017年6月15日 更新施設長

以前、入居者が骨折で入院された時、病院から「食欲がなく色々試してみたが、全然食べてくれない。施設ではどのように食べさせていましたか?」と問い合わせがありました。

施設でも入居当初食べてもらえず、本人や家族に昔の生活の様子を何度も聞き取りした人でした。

若い時から苦労してきた人で、捨てるのが勿体ないと思い、食事に手を付けないのでした。

日々の関わりから見えたのは、「食べたい物を食べたい分だけ食べたい人」でした。

目の前で本人に聞きながら、盛り付けをして食べて頂いていました。

職員が直接病院に行き、病院の認知症介護ケアチームと連携し関わりました。

その後、病院から「やっと食べてくれました。これで元気になるわ」と連絡が入りました。

普段の暮らし・自分らしく生活することを支援するユニットケアを進めていくと、課題の解決策が見つかります。

これからも、本人の考えや気持ちを身近に感じ取れる関わりをしていきたいと思います。

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