「互いに信頼できる 大切な人へ」(特別養護老人ホーム結いの郷 吉田真一郎)

2017年11月1日 更新施設長

「そろそろ起きられますか?」「お着替えはどうしますか?」「今日は何を食べましょう?」「お風呂はどうします?」…

『ユニットケア』により、日々の生活主体を入居者にお返しすることで、特別養護老人ホームで交わされるコミュニケーションが変化します。職員やお年寄りは、そうした変化を実感し、さらなる気付きを得て、生活の広がり、深まりを知るのですね。

真心を込めた関りの中から入居者の意思や意向、事実を伺い、さらに喜怒哀楽などの感情レベルへの共感をもって人間性を肯定的に尊重し合い、共に分かち合う、双方向的で水平な関係への深化がもたらされます。

そこにはもう、かつての職務矛盾は微塵も感じられないから素晴らしいと思うのです。

「本物の介護を目指して」(特別養護老人ホームしろみ 新宮健造)

2017年10月16日 更新施設長

私どもの施設は創設12年を迎えたところです。

ユニット型の施設として開設はされましたが、当初は食事も入浴も一斉介助に近く、ユニットケアが本来示している個別ケアとは程遠い実情でした。

なかなか入居者が集まらない状況のなか、ユニットのリーダーに日本ユニットケア推進センターのリーダー研修を受講させ、内部研鑽を重ねてきました。

そうして、家族会を開くたびに入居者様・ご家族から少しずつ、「今日も穏やかな一日を送ることができた。」「母が明るい顔になりました。」など、有難い言葉をいただくようになりました。

今年度からユニットリーダー研修実地研修施設として頑張らせていただくことになりましたが、私たちが味わってきた感激をお伝えしていけることを願っています。

「高齢者の仲間意識と安心感」(特別養護老人ホームやすらぎ荘 森政春)

2017年10月16日 更新施設長

私は今年の4月に施設長に就任いたしました。

以前から在宅系の福祉事業に長く関わっていましたから、施設系のユニットケアを耳にする機会は多かったのですが、実際に見たことはありませんでした。

就任後、なるべく各ユニットにお邪魔する機会を多く設けております。実際に足を踏み入れてみると多少広さを感じますが、自宅にいるようなゆったりとくつろげることに驚きを隠せませんでした。入居者がそれぞれ思い思いにお過ごしになっていてご満足そうでした。一つのユニットの受入れ人数の過多は別として、「ユニットケア」は個人別の生活援助の具現化には適していて素晴らしいものだと感じています。

つい最近もユニット内でじゃがいもをふかして、利用者と話しながら食べる機会がありました。その折、入居者同士の話を聞いていると「あの人がいないと寂しいよ」「あの人がいるとホットするね」などの会話をされていました。心理的にひとつ屋根の下に住んでいる「高齢者の仲間意識や安心感」があるのだと感じました。

 

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