「大切な家族」(特別養護老人ホーム第二天神の杜 千葉功貴)

2017年1月5日 更新施設長

初めて入居される日に家族様と必ずお話しをするようにしています。

 時折、在宅ではもう過ごせないことは十分わかっていても、涙ながらに複雑な心境を話される家族様がおられます。

90歳近くになった母を私(娘様)の判断で住み慣れた家から施設に入居させてよいものやら・・・」や「主人が一生懸命働いて建てた家、そして娘を育てた家から主人を施設に入居させると思うと・・・とても辛いです」など

 施設の長である私は「家族の言葉・家族の思い」をしっかりと胸に刻んでおこうと強く思います。

 何年か前に、家族様(娘様)から「母の入居時、皆さんの前では平然としていましたが、実は家では寂しくてずっと泣いていました」と笑顔で教えていただいたことがあります。

入居当時、そんな素振りが全くなかったので正直驚きましたが、「家族のように母を大切にしていただき、ここ(第二天神の杜)に入居させて良かった。私の判断が間違いじゃなかったと思えたからこそ、当時のことを今は笑って話せるのです」という言葉を聞いて、ユニットケアは入居者の暮らしを豊かにするたけではなく、家族の気持ちも豊かにする力があると改めて感じた瞬間でした。

「施設という住まいと人」(特別養護老人ホーム 美里ヒルズ 世古口正臣)

2016年12月15日 更新施設長

施設を住まいにする。自分たちの日常と比較してどう違うかと考えるなか、自分たちもお年寄りにとっては環境の一部であったと気付かされました。

ユニットはお年寄りの住まい、挨拶せずユニットに入ったり食事中にバタバタ動き回ったりしないようにと、注意し合ったり研修をしたりしても、なかなか改善できずにいたある日、ユニットで変化がありました。「お邪魔します~」「こんにちは~」と声をかけてユニットに入る姿があったのです。これまでと何が違ったかは一目瞭然。大きな扉が一枚あるだけだったところに、下駄箱やスリッパ、玄関マット等、普通の家にあるものを設えて、ただの入り口が玄関に変わっていました。

ふと考えました。もし職員がヘルパーとして利用者宅へ訪問に行くことになったらどうか。いくらなんでも、インターホンを鳴らさずにドアを開けたり、挨拶も無しに上がり込んだり非常識な行動はとらないだろう。しかし、なぜ今までできなかったのか。

それは、職員自身がユニットを住まいと捉えてなかったか、そうだと意識できない環境だったからではなかろうか。施設を住まいにすることは、お年寄りだけでなく職員にとっても良い影響を生むのだと実感しました。あらためて大切したいと思う今日この頃です。

「 目覚めから始まるユニットケア」(特別養護老人ホームちくりんの里 片村元 )

2016年12月15日 更新施設長

実習生が一番知りたい、そして見たいことの一つは、朝のモーニングケアと思います。朝は、一人で一番忙しいはずなのに座学では、一人ひとり目覚めてから支援にかかる?本当なのか?

個別の起床の必要性の根拠をここで少し、書かせていただきます。

人間の感覚の中で一番初めに朝、覚醒するところは耳だそうです。次に目。鼻と口は、胃に直結しているので一番遅いそうです。胃が動くことを蠕動(ぜんどう)運動と言いますが、年齢や体の状態によって差はあるものの2時間位あまり動かないそうです。しかし、胃液はすぐに出るので無理やり起こして食事をすれば胃液は、酸なので胃の壁を傷つけ、胃カタルや、胃下垂、免疫作用が阻害されるなど様々なリスクがある事が近年、わかってきたそうです。おなかが減って食べるという行為がいかに自然の理にかなっているかが理解できます。

起されるのではなく、目覚めて一日が気持ちよく始まる。

体に優しいケアは暮らしを支える原点となります。

今から10年前、賛否両論のある中「7時まで起さない」から始めてみました。そこでたどり着いた結論は「睡眠と覚醒のメリハリがあれば、逆に時間が生まれ、ゆったりとした時間で一日の暮らしが始まる。」というミラクルでした。目覚めから始まる起床は全ての施設において一番取り組みやすいケアの一つだと思います。その理由は資金が必要でないにもかかわらず効果が絶大だからです。

「始めがよければ終わりもよし」入居者の体のリズムに合わせることが、全ての基本となり、そこから一日の暮らしが始まります。

その恩恵として、入居者・家族・職員に笑顔が生まれます。

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