ユニットケア施設における新型ウイルス対策の問題と対応(特別養護老人ホーム岩出憩い園 前田美智子)
2023年2月1日 更新
我が施設のある和歌山県岩出市も感染者数が2千人を超えています。高齢者が新型コロナウイルス感染症に罹患すると重症化リスクが高い事を身をもって体験し、蔓延防止は急務であり、職員の確保、物品の確認など様々な問題を並行して行わなければなりません。長期間のコロナ対応や個室対応も入居者の精神面や、ADLの低下を伴います。家族との面会やクラブ活動、行事なども全て中止となり入居者の精神状態の把握、心のケアが必要になります。そんな中ユニットケアならではの少人数制、馴染みの関係が効して、大変な中にもユニットでの行事食や、おやつ作り、生け花などを行い、少しでも入居者の気分転換を図りました。1日も早く、以前のようにご家族が気の向いた時に居室に来られ、当たり前の会話をしながら一緒に過ごしていただける日が来ることを願っています。
コロナ禍での家族との関わり方(特別養護老人ホームくぬぎ苑 池内 淳)
2023年2月1日 更新
私はくぬぎ苑に勤め始めて6年、ユニットリーダーになって2年半が経ちました。苑には私にとって勤務年数的にも、年齢的にも先輩になる方が多くいるので、いつも助けてもらいながら業務に取り組んでいます。
リーダーとしてユニットの職員や多職種、上司と様々な場面で意見を交換を行い、日々入居者の「暮らしの継続」を目指し取り組んでおります。
今回、このブログを書かせていただくにあたり、くぬぎ苑でのコロナ禍における家族とのかかわり方について紹介させていただきたいと思います。
コロナ禍になり、感染予防の一環として面会の制限をを実施しております。
コロナウィルス感染症感染者数の状況に応じて、一日の面会組数を調整させていただいております。
この状況で少しでも家族の皆様に入居者の様子を知ってほしいと考え、オンライン面会の実施や写真付きのお手紙をお出ししております。
家族の方の反応としては「会えない分、日々の様子や写真をもらえると安心できます」と言っていただけています。
コロナウィルス感染症拡大のように今までには経験が無いような事態が今後も起こるかもしれませんが、それに対応しつつ、入居者の方々に寄り添ったケアができるように職員一丸となって取り組んでいきたいです。
ユニットでの取り組みと運営及びコロナ対策での取り組み(特別養護老人ホームくぬぎ苑 形山 翔太)
2023年2月1日 更新
私達のユニットでは、日々の暮らしの中に少しでも楽しんでいただける取り組みとして、食事を通して楽しみを提供する事に重きを置いており、毎月ユニットで昼食を作り提供しています。またテイクアウトを利用しいつもと違った雰囲気を味わってもらう等の工夫も行っています。
日々の何気ない会話の中で食べたいものや好み等を聞き取り、少しでも入居者様の希望や、嗜好に添えるよう心がけています。
食事以外にもユニット内に生き物を飼い日々、生き物の成長を観る事で時間の経過を体感して頂いたり、餌やりをお願いし役割を持ってもらうなどの工夫も行っています。
また、コロナ感染拡大に伴い、外出が思う様に出来ていない為、施設の玄関前等に散歩へ行き季節を肌で感じてもらうなどの工夫を行っています。
またご家族様とも会う事機会が減っている為、毎月写真付きのお手紙を近状報告も兼ね送付させて頂いています。
私達は日々入居者様やご家族様に寄り添い、一人一人の想いや、その人らしさに共感出来るよう、信頼関係を築きながら日々のケアをさせて頂いています。