ユニットリーダー研修実地研修の目的「ユニットケアとは何か」(特別養護老人ホームいやさか苑 石松 明美)

2024年6月14日 更新

いやさか苑では、ユニットリーダー研修の実地研修施設を目指し取り組んできました。その結果、少しずつユニットケアについての理解が深まり、ユニットケアの質、及びチームとしてのユニットの運営に関する知識と技術を習得することにつながりました。
ユニットケアの目的は、施設においても自宅での暮らしを継続できる「その人らしい暮らしの継続」の場であり、具体的には、居宅に近い住環境で、入居者一人ひとりの個性や生活のリズムで、他者との人間関係を築きながら日常生活を営める支援に取り組むことと言われています。
ユニットでは、入居者が少人数グループ(10人以下)をひとつの生活単位(ユニット)として区分けします。
1ユニットごとに小規模生活単位の家庭的な雰囲気のなかで、きめ細やかな支援を行うこととされています。
特別養護老人ホームいやさか苑(地域密着型介護老人福祉施設)では、29床(3ユニット)として成立ち、入居者、ご家族と職員が「顔が見えるなじみの関係」を大切にしています。
また、施設内のユニットでは、「ユニットリーダー」と呼ばれるユニット内のまとめ役のチームリーダー(支援型)が重要な役割を担います。
特別養護老人ホームいやさか苑は、今年度から兵庫県姫路市のユニットリーダー研修の実地研修施設として受講者の皆さんと一緒に「ユニットケアとは何か」を考えることで、「方法」「考え方」を共有し「成長」していきたいと考えています。

スタッフへの伝え方や改めて学んだこと。(特別養護老人ホームりんごの丘 庄司 五月)

2024年6月14日 更新

私が施設に入職したのは、平成28年の開設と同時でした。それまでは、訪問やデイサービスでの経験しかなくユニットケア自体がよく理解できていないままケアを行っていました。
当時の介護長(現施設長)よりユニットケアとは何かを教えてもらっていましたが、いまいち理解ができずに業務を淡々とこなしてきました。平成29年にユニットリーダー研修に行かせてもらい、学んでいる時に「このことを言っていたのか」と自覚することができ、研修終了後から「ユニットケアとは何か?」を、まずは担当のユニットスタッフへ伝えできることから少しずつ行ってきました。「言っても理解してもらえない。実行できない。」は当たり前にありました。
伝える側としては、「なんで分かってくれないの?」と思う事も正直ありましたが原点に返ると私もその一人だったことを思い出し、「どう説明したら分かりやすいのか?」を考え、全員に同じ事を説明してもとらえ方は違うため、一人ひとりに合った説明をするように心がけるようになりました。
説明してできる職員・なかなか出来ない職員がいる中、出来ない職員へは説明方法を変える等工夫し、言い続ける事で少しずつ理解し出来る様になった時はお互いが喜び、次にステップアップして行く事が出来ました。担当ユニットだけではなく他のリーダーにもまずはやってみましょう。と声掛けしスタッフへの伝え方等にはフォローに入り、出来ていることには褒めちぎり出来ない事はどうしたら出来るか話し合う事を繰り返してきました。
他のリーダーも研修に参加し、言われていることが分かると実践が出来るようになり、よりユニットケアが施設全体に浸透する事が出来ました。出来ていない事もまだまだありますが、ご家族や入居者へ施設の取り組みの説明をし、協力をしてもらいその人らしい暮らしが継続できるよう施設一丸となってサポートをして行きたいと思います。

「変わらない日常をカタチにする」(特別養護老人ホーム あんのん 大道 陽介)

2024年5月15日 更新

主任生活相談員としてユニットに関わり、介護リーダー(ユニットリーダー)の指導を行ってきました。今年度より当施設の事業所長として管理を任されております。「特別養護老人ホームあんのん」は、名古屋市で初めてのユニットリーダー実地施設になることを実現しました。私たちは、高齢者の皆様が安心して暮らせる場所を提供すると同時に、生きがいを感じ、充実した毎日を送るための支援を心がけています。
入居者のケアにおいて、何に力を入れればよいかという問いに対して、食事、入浴、排泄など多岐にわたりますが、一概に正解はなく、個々の入居者のニーズに合わせた支援が求められます。皆様一人ひとりが異なる価値観や好みを持ち、それぞれの想いがあります。私たちは、入居者が自分らしく過ごせるよう、可能な範囲でニーズに寄り添い、支援を提供しています。全てのケアをすべての入居者に提供することは難しいかもしれませんが、出来ることから始め、その先にある行動変容と暮らし方の変化を目指しています。
また、地域の皆さまとのつながりを大切にし、地域の特性や文化に根ざした支援を心掛けております。あたたかな家庭的な雰囲気の中で、心地よい生活を送るため、法人理念である【「生きる」を共につなぐ】を胸に、地域との絆を深め、共に歩むことを大切にしています。特養に入居したからと言って今までの生活を諦めるのではなく「変わらない日常をカタチにする」を実現すべく、日々の支援に励んでおります。

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