「達成感が変わりました」(特別養護老人ホームゆうらく 足森三由甲)

2017年2月1日 更新指導者

何の疑問もなく「何人おむつ交換できた?」「何人お風呂に入れた?」「明けで何人起こせた?」こんなことで仕事の達成感を得ていた日々。

11年前にユニットリーダー研修を受講、実地研修でうかがった東北の施設の何とも言えない生活感に衝撃を受けて、ユニットケアの魅力を自身に植え付けて当時の施設運営に取り入れていきました。

ある朝早めに出勤すると、ユニットからごはんの炊ける匂いが…その時の光景、感情は今でも鮮明に覚えています。思わずニヤッとして「これだよ」と心の中でつぶやいていました。ユニットケアに出会ってこれまでにご家族様からいただいた言葉の数々「何も出来なかった母が、こんなにいろんなことが出来るようになって」「全く表情のなかった母が、笑ってくれて本当に嬉しくて」「最期をここで看取っていただいて本当に父は幸せだったと思います」最近の私の達成感の源はここにあります。

スタッフを含めた大きな意味での環境によってその方の暮らしは変わることを実感できる、そんなユニットケアと出会えたことに感謝しています。

「暮らしの継続を目指して!」(特別養護老人ホーム真寿園 石野美恵)

2017年1月16日 更新指導者

著者フロアマネージャー  石野美恵   (社会福祉法人真寿会 特別養護老人ホーム真寿園)

従来型施設として25年間取り組み、ユニット型施設として移転しましたが、初めは小さな集団のケアでした・・・

リーダー研修と出会い、「暮らしの継続」を目指しケアを行う為に、今までのケアとこの研修で学んだケアの手法を比べてみると、「入居者がその人らしく暮らすにはこの手法でないと」と、考え方が大きく変わりました。

実際に研修に参加される受講者の方もこのように感じ、「出来る事から始めよう」「悩んだ時には仲間がいる」「考え方を変えて行こう」などと多くの方が話されます。

同じ悩みや課題などを共有し、どうしたら解決できるのかを受講者の皆さんと一緒に考え、意見交換をしながら、学びが深まる研修です。

是非、この研修に参加して多くの仲間を作り、個別ケアの実現を目指しませんか。

 

 

「ちょっとごめんよー」(介護老人保健施設 きのこ老人保健施設 高橋秀幸)

2017年1月16日 更新指導者

 隣のユニットの女性入居者Sさんは、「ちょっとごめんよー」と昼食後必ず隣のユニットに遊びに来る。理由は同じユニットのAさんの事が気に入らないと話す。なんで嫌いか本人も理由が分からないがAさんの一挙手一投足が気に入らないとのこと。できるだけSさんの視野に入らないよう、配席には十分配慮しているが、昼食時にはどうしてもAさんと顔を合わせてしまう。だから、昼食を済ませるとすぐに隣のユニットに訪れ、気の合う人と食後の時間を過ごすのだ。

 先日、ある広報誌で、「ユニットケアは、気の合わない入居者同士の逃げ場がないのが弱点だ」との記事を拝見した。Sさんを見ていると決してそんなことはないと思う。入居者の居場所は自由であり、何処に居ようが入居者の勝手である。入居者は居心地のいい場所を自分で選ぶ権利を持っているのだ。自施設のユニットでは、どんな人が来ても笑顔で気持ちよくお迎えするよう「おもてなしの精神を」根付かせている。

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