幸せでありますように(特別養護老人ホーム三好園しんざ 武田 雄)

2021年7月1日 更新

ユニットケアとは何ですか? この質問のインパクトは強く、そう問われるとドキッとする方もいるのではないでしょうか。少なからずリーダー研修を受ける前の僕はドキッとしていたでしょう。就職してはや8年、今では僕も結婚して子どもができ、幸せを感じています。
 入居者も僕と同じく幸せであるべきなのではないでしょうか。以前、「夢を叶えようプロジェクト」という取り組みをユニットで行いました。内容は入居者の要望、希望を夢として応えていくものです。夢というと壮大な気がしますが、ほんの小さな些細なことでもいいのです。例えば「朝はパンが食べたい」「3時のお茶は甘いココアがいい」「外を散歩したい」
これらを夢と捉えて叶えていきます。すると入居者の意向や好みに繋がり、自然とユニットケアが生まれ、その人らしい暮らしを支えられます。 夢が叶って幸せです。施設に入居する前と後と、同じように暮らして頂けることが僕の仕事の目標でもあり、やりがいです。
 みなさん、ユニットケアとは何ですか? リーダー研修を受けることは入居者が幸せになれる近道かもしれませんね。

最期までおいしく食べたいを叶えたい(特別養護老人ホーム三好園しんざ 森山 千恵子)

2021年7月1日 更新

三好園しんざでは「最期まで口から食べる」を目標に経口維持の取り組みを行っています。歯科医と連携し、毎月会議を行いますが入居者の食べる様子をみて歯科医や多職種と意見を出し合うと自分一人では気づけなかった問題に気づくことができます。日頃入居者様の生活に携わる機会の多い介護職員の意見もユニットケアならではの深い考察力でとても参考になります。
 入れ歯が合わない、意欲低下によって食欲が落ちた、筋力低下で姿勢の維持が難しい、嚥下機能が衰えてむせてしまうなど様々な問題があります。これらの問題を多職種連携し、解決に近づけることができると充実感があります。
 その方に合った食事形態で食べていただくことも大切です。食がすすまなくなった時は食事形態を下げることもありますが、問題が解決し、嚥下食から普通の形のある食事へUPできることもあります。その時も必ず多職種間で意見交換を行って変更を行います。
また、看取りの方に対してはご家族にお話をお聞きし、その方のお好きだった食べ物を差し入れしていただき食べていただくこともあります。必ずしも食事にこだわらず食べたいものを食べられるだけ食べていただくという考えです。
 最期までおいしく食べていただくためにこれからも入居者様に寄り添った支援を行っていきます。

ユニットで大切にしている事と実現するための取組(特別養護老人ホームうねめの里 村木 亮介)

2021年6月1日 更新

著者ユニットリーダー 村木 亮介   (社会福祉法人永甲会 特別養護老人ホームうねめの里)

 僕が普段ユニットで大切にしていることは、入居者の方にその人らしい暮らしをしてもらうことです。入居者にとって一番望んでいることだと思うので、施設での暮らしが出来る限りその方の希望に添えるように考えています。そのために、入居者やご家族とのコミュニケーションを大切にし、普段の会話の中から入居者がどんなことが好きでやってみたいのかを想像しながら支援しています。
 ただ、直接の介護に限らず、間接的な介護や環境美化等日々行うことが多く、なかなか時間が作れないこともあり、中には実行に移すことが出来ないことも少なくありませんでした。
 そこで、以前僕は製造業をしていたので、働く上でのムダを取り除く考え方を職員に説明しました。具体的には、入居者に直接関わる時間は大切な時間なので、間接的な介護(洗濯や後片付け、掃除など)を職員の導線や動き方を見直すことで質を落とさず効率的に行ったり、日用品等の管理を一人一人が気をつけることで、少しの時間を積み重ね、結果として大きな時間を作ることが出来るということを分かってもらいました。そこで得られた時間を入居者一人ひとりの希望を叶えることに使い、出来る限りその人らしい暮らしを実現して頂くようにしています。

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