「ユニットリーダー研修」(特別養護老人ホーム ゆうらく 足立充)

2018年6月1日 更新

介護職となり15年。私はユニットケアを行う施設で働いている。自他ともに認める有能な介護職ではない。「やる気」という言葉が嫌いだった。それなのに6年前ユニットリーダーになった。そもそもリーダーって何すればいいの?それすらわからず、まあ困った。本当に困った。そんな困り果てたユニットリーダー1年目が過ぎた頃にユニットリーダー研修に参加した。目が覚めるようだった。自分のユニットの問題点、課題がわかりリーダーとして取り組むことが整理できたのだ。帰り道、自身の不勉強だったことを棚に上げ、「ユニットケアのやり方あるなら早く言えよ」と言ってしまった。あの頃、ただ何となく流れている毎日がつまらなかった。

自分の働き方、意識を変えることで入居者の生活が変わっていく。24Hシートを活用した日々の観察と記録から、可能性を探り、一人ひとりの暮らしを再構築していく。今はそれが楽しい。「やる気」はそれからだ。

「ユニットケアの魅力」(特別養護老人ホーム ゆうらく 樋口春恵)

2018年6月1日 更新

著者ユニットリーダー 樋口春恵    (社会福祉法人 伯耆の国 特別養護老人ホーム ゆうらく)

ユニットケアの魅力として私自身が感じることは、最期のその日までその人らしく暮らして貰えるように、職員みんなが同じ方向を目指していけることではないでしょうか。

人それぞれ生活してこられた過程は違っています。何が出来るのか常に考える視点を持ち入居者と接するようにしています。まず入居者とのコミュニケーションをとる時間を大切にし、話ができない方であっても表情や仕草の中から見えてくるものを見逃さないように日々努めています。また、家族との情報交換を密にとることで、住み慣れた我が家に近い環境の中で安心して暮らして頂けるようにしています。

最期のその日がここで暮らして良かったと感じて貰えるように、これからもそれぞれの生活観を尊重できるケアを追及していきたいと思います。

「ユニットケアをやっているからこそ得られる感情」(特別養護老人ホーム清明庵 板橋まどか)

2018年5月1日 更新

「ユニットケアって、一部の先進的な施設の取り組みでしょ?」新卒で入社した私はその程度の考えでユニットケアのイロハを全く知りませんでした。学生の時に見た集団ケアを反面教師に、ただ純粋に入居者のペースで暮らしてほしい、自由な暮らしが保証されるように、と思って自分なりに頑張っていました。そこから13年経ち、少しだけユニットケアのイロハを知って、そこで気づいたこと。

ユニットケアって非効率!

職員の考えで、いかようにも効率的にケアできることがあるのに、あえて非効率。なんて面倒くさい、なんて遠回りしているのだろう、と思うこともしばしば。だけどそのおかげで入居者やご家族から信頼を頂けているとわかったときの充実感、うれしさ。

職員が「その方法がいい」と思ってついてきてくれることのありがたさ。

志を同じくして支えあえる仲間が全国にいることの心強さ。

ユニットケアをやっているからこそ得られる感情だと思っています。

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