「馴染みの関係」(特別養護老人ホーム清明庵 牧野万里江)
2018年5月1日 更新
ある日のユニットの様子ですが「お願いします!」「お願いします!」といつも以上に繰り返し大きな声を出したり、ウロウロと落ち着かない入居者がいました。どうやらその日は普段あまり入らない職員が勤務している日で、職員も対応に追われ汗だく状態…。
しかし、翌日様子を見ると大きな声も聞こえず、なんだか楽しそうな声もする様子♪。
その日はいつも見てくれている職員で、二人で洗濯物をたたみながら、「リンゴ農家だったからリンゴ好きだよ!」など入居者さんの若いころの話をしながら楽しそうな雰囲気。
こんなにも表情や雰囲気が変わると感じられたのは少人数で馴染みの関係をつくることができるユニットケアならではだと感じました。職員を固定配置し、いつもの様子を知っている職員が対応することが入居者の安心につながることを実感しています。
「ユニットリーダー研修に参加して」(介護老人福祉施設 十符・風の音 武山美咲)
2018年5月1日 更新
私の施設もユニットリーダー研修の実地施設となっており、日々ユニットケアに取り組んでいます。
私もユニットリーダー研修に参加して、ユニットケアについて知らなかったこと、普段は気づかされないことなど多くのことを学びました。
また、他施設と交流をすることで自施設との違いや、いいところなど話を聞くことができました。交流会では、食事をしながら研修先での不安な気持ちや課題などを話すことで安心して実地研修に臨めたことを思い出します。実地研修では同じ時間を過ごし、なんでも相談できる関係性を築けたと思います。同じ志を持ち、互いに意識を高め合うことのできる研修となりました。
研修後は考え方が変わり、別な視点でユニットケアに取り組めています。今後も多くの皆さんにユニットリーダー研修に参加して私たちと一緒にユニットケアを目指していただきたいです。
「ユニットケアの魅力とは」(介護老人福祉施設 十符・風の音 鈴木美穂)
2018年5月1日 更新
私が考えるユニットケアの最大の魅力は“その人がこれまで過ごしてきた時間を大切にし、最期まで自分らしくいられるようにケアできる”ということです。
人にはそれぞれ今まで営んできた暮らしがあり、その中で大切にしていることも違います。入居者本人やご家族からお話を伺い、関係性を構築する中で“その人らしさ”とは何か“今という時間”をどう過ごすかを考え毎日のケアをしています。最初はなかなか難しいことも多いですが、普段の会話の中から想いを引き出し、共有することがとても大切なことだと感じています。
これからも入居者一人ひとりを尊重できる、その人の暮らしに視点をおきケアができる介護職員になれるよう努めていきたいです。