「ユニットケアへの想い」―家族と共に支えよう―(特別養護老人ホーム大地の丘 磯部喜博)

2018年1月5日 更新施設長

法人設立と施設開設をして、12年が経過した現在、ユニットケアへの取組みについて振り返ってみます。

開設当初、試行錯誤のなかで始めた「ユニットケア」。従来型施設から来た職員、新規職員が入り乱れるなかでの悪戦苦闘の中での取り組みでした。

ユニットケア研修会への参加やユニット型施設への研修生の派遣、施設内研修会の定期的開催等々を行い、平成27年度から実地研修施設としての指定を受けて取り組んでいます。

現在、特に力を入れているのが、入居者本位の生活、「暮らしの継続」をどの様に築き上げていくかです。職員が入居者と暮らしを共にするうえで、1日のその方の暮らしに視点をおいた関わりができるように理念を根気よく伝えています。普段、職員が入居者とどの様に接しているか見ていただくとともに、入居者とその家族との食事会を通した交流を行い、家族のような関係づくりを作りあげるように頑張っています。

「ユニットケアに出会えて」(特別養護老人ホーム梨雲苑 坪内奈津子)

2018年1月5日 更新施設長

ユニットケアの理論から導き出される具体的な取り組みを示すことが、施設の理念を実現するために非常に有効でした。

入居者様、一人ひとりが安心して健やかに暮らすためのお手伝いを、24時間の生活「暮らしの場」を作り上げる取り組みをしています。現状のケアに満足せず、より良いサービスを提供できるよう日々、努力しています。

梨雲苑では、「自宅」から「住まいの引越」「もうひとつの我が家」こんなふうに暮らしたい、その思いを実現するためにユニットケアの理念「暮らしの継続」・ケアの視点「一日の暮らしぶりを知る」を全職員が共有して、入居者様はもちろん、家族様とも信頼関係が構築されていることに喜びを感じています。また、職員があらためて介護職としてやりがいを感じ、職員のペースではなく入居者様個々の24時間に合わせた関わりが大切であることを強く実感しています。まだ「ユニットケア」に出会えていない皆さん一緒に頑張りませんか?

「うちで暮らすということ」(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護あおい 白井五月)

2017年12月15日 更新施設長

「ユニットでの暮らしってどんな感じ?」あおいの様子を少し覗いてみてみましょうか。

ある日、あおいに入居されている88歳の妹さんのところへ93歳のお姉さんが遊びに来てくださいました。ご家族の話では、昔から大変仲の良い姉妹だとのこと。

何度か来て下さったおり、「あんたもうちへおいでぇや。一緒に暮らそ。ここはええとこやで。」のお誘いの言葉に、93歳のお姉さんも何度も考え、「そか、一人じゃさびしいで、じゃ、あんたと暮らそか。」と、あおいに入居されました。それからの毎日は、一緒に寄り添って談笑されたり、ある日は職員に「ちょっと行ってあの子と喧嘩してくるわ。」と言った後、また、寄り添ってのほほえましい姿をお見受けしたりと。

そんな心温まる様子を見ながら私たち職員のできることはなんでしょうか?ご入居の方々ご本人が、必要とされているところをお手伝いさせていただくということ。すべてはご入居者がうち(我が家=あおい)で今までの安気な暮らしをそのまま続けられることがすべてではないでしょうか。ご入居者のうち(我が家)ですから。

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