入居者様とご家族をつなぐために(特別養護老人ホーム諫早中央 荒木翔太朗)

2021年11月2日 更新

著者ユニットスタッフ 荒木 翔太朗   (社会福祉法人寿光会  特別養護老人ホーム諫早中央)

僕が特別養護老人ホーム諫早中央に入職して3年目になりました。日々の業務の中でユニットケアの理念である「暮らしの継続」を実践しようとしています。言葉だけなら簡単ですが、いざ実際にしてみようと思うと何をしたら良いのか…なかなか答えを出せていませんでした。

ですが、最近目標を見つけました。それは窓越しでの面会に付き添わせて頂いたときの話です。入居者様がご家族と手を握ることもできず、「悔しいなぁ」と呟いていた事がありました。その言葉を聞いて、コロナ禍においても入居者様とご家族、お互いが繋がりを感じられることが大切であり、それをサポートすることが僕のするべきことだと考えました。

そして出来ることから始めようという思いで取り掛かったのが、普段の様子を写真や動画で撮影し、ご家族のメールや携帯に送り届けることです。

ご家族からも好評で、感謝の言葉を聞くとわずかではありますがお役に立てたと感じています。

これからももっとご家族を身近に感じられるような取り組みを考え、実践していきたいと思います。先輩方にまだまだ敵いませんが、自分なりに「暮らしの継続」の質を上げられるよう、楽しく頑張っていきたいです。

コロナ禍における食の楽しみ(ユニット型特別養護老人ホーム 絆の広場 刈谷 沙季)

2021年10月1日 更新

コロナ禍で買い物や行事、レクリエーションが制限される中、楽しみとなってくるのがやはり「食事」だと考えています。絆の広場では毎月の行事食に加え、入居者様のお誕生日には、好きな物を食べて元気に過ごして欲しいという想いから、一人ひとりのリクエストにお答えしたお誕生日メニューを提供しており大変喜ばれています。

現在は、規模を縮小しユニット単位でパン作りやお菓子作り等、「食」を通して楽しめる活動を企画しています。ある日、入居者の方から「散らし寿司を作りたい」と言われ、私と理学療法士も加わりユニットで散らし寿司作りを行いました。昔から行事ごとには散らし寿司を作っていたようで、その日は丁度、旦那様の命日と娘様のお誕生日ということもありご家族の方も大変喜ばれておりました。

入居後も今までと同じような暮らしができるよう、管理栄養士としての立場でできることは何か日々考えながらサポートしていきたいと思います。

コロナ渦において、いま私たちにできること(特別養護老人ホーム望星荘 長橋 絢也)

2021年9月1日 更新

著者介護支援専門員 長橋 絢也   (社会福祉法人新生会 特別養護老人ホーム望星荘)

私たちの地域で新型コロナウイルス感染が初めて確認されてから約一年半が経過しました。全国的な感染拡大に合わせ、やむを得ず面会制限をせざるを得ない中、今まで当たり前のように面会に来られていたご家族様から「本人は元気にしていますか? もしかしたら自分のことを忘れてしまっているかもしれない」と悲痛な訴えを聞くことがあります。
 幸い当施設は全居室、窓越しに面会ができる造りであるため、建物の外から案内して、お元気な姿を見て頂いたり、施設PHSで会話することはできますが、時間を気にせず寄り添ったり、直接触れたりすることはできません。「元気そうで良かったです」と安心される反面、「コロナが終わったらみんなで会いに来るからね」と帰られる際、どこか悲しい表情を浮かべるご家族様や入居者様を見ていると、仕方のないこととは分かっていても心苦しさを感じます。
 このコロナ渦において、感染対策に全力を注ぎながら、「暮らしの継続」の為に何ができるのか・・・。
 いまだウイルスが猛威を振るう前代未聞の状況の中、私たちは職員一丸となって努力や工夫をしていきたいと思います。心から一日も早い終息の日がくることを願いながら。

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