「取り組んできたからこそ伝えられること」(特別養護老人ホーム神の園 田中剣志郎)

2019年12月2日 更新指導者

神の園は平成15年にユニット型施設に移設して、その数年後、本格的にユニットケアに取り組み始めました。どの実地研修施設にも言えることかもしれませんが、取り組み始めた時と今とでは大きく違うと思います。そして取り組んでいく中で上手くいかないことや様々な苦労・葛藤と向き合いながら進んできての「今」なのだと実感しています。

ユニットケア推進センターの主催するユニットリーダー研修は「座学3日間」と「実地研修4日間」の中で、キレイな話だけではなく「一つ一つの壁をどのように乗り越えてきたのか」そのような話をみんなで共有できたり、受講されている皆さん自身で施設の現状を踏まえて何をすべきかを考えられるというところです。そしてユニットケア指導者と呼ばれる講師陣も介護現場での実践者であり、その実践事例が豊富です。この2つが、この研修の大きな魅力ではないかと思っております。私自身も10年近く前にユニットリーダー研修を受講しました。研修が始まった時に「介護現場で働く人が話をするのか?」と最初はびっくりしましたが、研修が進んでいくうちに「もっともっと施設を良くしよう!」という熱い気持ちが芽生えてきたのを覚えています。「実践者が話をしてくれるというのは、受講される方にとって本当に大きな力になるのではないか」と考えております。

取り組んできたからこそ伝えられる、そこには実践してきた者でしか伝えられない内容がたくさんありますので、ぜひユニットリーダー研修にご参加いただき、より良い施設づくりのため共に個別ケアの学びを深めましょう。

「入居者主体のケアへ」(特別養護老人ホームやすらぎ荘 三上登志子)

2018年3月15日 更新指導者

私がやすらぎ荘に勤めたのが、平成11年改築前の古い施設でした。

当然のようにその中では、バリバリの集団ケアが行われており、施設の雰囲気も暗く、入居者の笑顔も少なかった・・・・。

そんな中、このユニットケアに巡り合い、入居者主体のケアへと劇的に変わる事ができました。リーダー座学研修では、そんな同じ悩みを抱えている方たちと共に考えながら講義が進んで行きます。

「けっして一人ではない」「みんな同じ仲間」として感じられ、終了後には受講者の皆さんの表情が明るく、「私たちも頑張ります」と職場に戻られていきます。その背中を見ながらいつも、「負けないで、頑張って」との想いで送り出しています。

「一歩を踏み出すきっかけに」(特別養護老人ホーム 清明庵 武田めぐみ)

2018年3月15日 更新指導者

著者生活相談員・介護支援専門員  武田 めぐみ   (社会福祉法人 翔陽会 特別養護老人ホーム 清明庵)

「武田、ユニットケアって知っている?」

 「……ユニットバスなら知っています。」

 15年前「ユニットケア」という言葉を初めて知りました。

その時には「ユニットケア」がどんなケアか知ることもなく時は流れ、自施設で勤務をしてから間もなくリーダー研修に参加しました。

とても衝撃的でした。

初日は自分の無知さを痛感し今までやってきたことは何だったのだろうか。とばかり考えていましたが、2日目には、実際にユニットケアをしている講師の方々のお話に引き込まれ、発想の転換とはこういうことか。ここから始めればいいのかな。と自施設の状況を思い返しながら参加している自分がいました。たくさんの仲間や講師の方々のお話を聞く中で、自分にもできるかなと一歩を踏み出すきっかけになったと思っています。また、リーダー研修を通じて出会った沢山の方々に今でも支えられていること、そうした出会いをいただけたことにとても感謝しています。

 

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