みんなの居場所(介護老人福祉施設花友にしこうじ 藤澤 麻実子)

2022年12月1日 更新

著者ユニットリーダー 藤澤 麻実子   (社会福祉法人市原寮 介護老人福祉施設 花友にしこうじ)

花友にしこうじに来て14年目。3人の子どもを育てながら、時短職員として働いています。及ばずながら、時短のままユニットリーダーをさせて頂き3年目になりました。子どもの体調不良で急にお休みを頂いたり、時短の為勤務できない時間帯をフォローしてらったり、周りの職員には本当に助けてもらっています。職場を出れば、家事に育児。毎日朝から夜寝るまでバタバタで、あっと言う間に過ぎていきます。通勤距離も遠く大変ですが、私は花友にしこうじで介護の仕事を続けたいと思っています。
もともと介護職は天職だと思っていましたが、様々な事情で思うことができない経験もしてきました。
花友にしこうじでは、入居者の気持ちを第一に考えられます。ご家族の気持ちも大切に、入居者とのつながりも大切にできます。一人の入居者の暮らしの為に、各専門職が一緒になって考える事ができます。ユニットの日常の中で、入居者の些細な変化や発見をみんなで喜ぶことができます。そしてその理念のように、一人一人のその人らしさに向き合い、心に寄り添いながら一緒に過ごす時間が大好きで、私にとってとても大切な時間です。
今でも、自分自身の力不足で間に合わないことがたくさんあり、上司や他のリーダーに迷惑をかけながら助けてもらっています。これからも勉強させてもらいながら少しでも成長していけるように。花友にしこうじでの入居者の日々が温かい時間になるように頑張っていきたいです。

「生きる」ということへの寄り添い(特別養護老人ホーム花巻あすかの杜 清水 康宏)

2022年12月1日 更新

私たちがユニットケアを通じてできること。それは基本的なことかもしれませんが、入居者に寄り添うということではないかと思います。ただ、寄り添うと言っても、決してうわべだけではなく、関係性を構築し、その方の人生の最期まで深く寄り添うこと、つまり入居者の「生きる」ということへの寄り添いです。

入居者と私たち介護者は、施設での日々の暮らしを通して、家族よりも濃密な時間を過ごしています。入居者が亡くなられた時、「この方はこう生きた」と、その方の人生を語れるような本当の意味での寄り添いを、私はしてみたいと切に思います。そのためにも、私は日々入居者と真摯に向き合わなくてはいけないと感じています。

入居者は、日々の暮らしの中で、喜怒哀楽を様々な形で、私たちに表現してくれます。それらをしっかりと受け止め、心身両面を支えながら共に生活を送ること。それは本来であれば家族が行うことかもしれません。ですが、現実的にそれは難しく、だからこそ私たちがいます。ユニットケアでは、入居者に対して単なる介護ではない、「生きる」ということへの寄り添いができると思います。

新型コロナウイルスとの3年間とこれから(特別養護老人ホームあすなろ 髙橋 梨紗)

2022年11月1日 更新

日常が一変したのが約3年前。ニュースを見て「こわいなあ」と思っていたものが、瞬く間に広がり、自分の地域にも押し寄せ、自分の生活、入居者の生活も変わっていきました。
私たち高齢者施設で働く身としては、ウイルスの運び屋になってはならないという緊張感、使命感、恐怖感が常に側についてまわりました。医療・福祉従事者は誰しもこの気持ちを理解してくれると思います。
面会での対策は、オンライン面会や窓越し面会、アクリル板越しの面会など、感染者数の増減により様々な事を試みました。看取り期は感染対策を強化し、最期の時間を一緒に過ごしてもらっています。ご家族は「最期だけでも一緒に過ごせて良かった。」とおっしゃってくださいますし、コロナ禍だから仕方がないと理解もしておりますが、言いようのない寂しさを感じます。いつになったら家族と手と手を合わせ、しっかり顔を見合わせて笑いあえる日が来るのでしょうか。
私たちは、閉鎖的にならないよう、さみしさを軽減できるよう、イベントごとは大いに盛り上げます。一人ひとりの外出したい気持ちをくみとり、感染対策をしたうえでできるかぎり希望に沿えるようにしています。
以前のように入居者とお寿司を食べに行ったり、ご家族とお部屋でゆっくり過ごしたりと穏やかな日常が、一日でも早く戻ってくるのを願うばかりです。

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